アレンアイバーソンがインタビューで自身のキャリアを振り返る

 

2013年に引退を表明したアレンアイバーソン。周りに何を言われようと、常に自分自身であり続ける事を貫いてきたこの男が世の中に与えた影響は計り知れません。

 

昨年の5月に放送されたアレンアイバーソンのドキュメンタリー番組を記念して、Complex.comとの間で行われたアイバーソンのインタビュー内容をお届けします。(引用:Complex.com)

 

喜怒哀楽の高校生時代

 

高校時代にはフットボールもプレーしていたアイバーソン。2種の競技ともに高い能力を持ち合わせていた彼ですが、とある事件をきっかけに、人生は思わぬ方向へ展開していきます。

インタビュアー:「まずは高校時代からいこうか。バスケットボールのハイライトを見せてもらったけど、本当に凄いプレーの連続だった。でも本当にすごかったのは、フットボールのハイライトだ。」
アイバーソン:「そう言うと思ってたよ。」
インタビュアー:「バスケットボールが本業だったの?それともフットボール?僕はフットボールだと思ったけど。」
アイバーソン:「フットボールだね。フットボールが初恋だよ。フットボールは未だに大好きなんだ。」
インタビュアー:「高校生の頃の映像を見せてもらって思ったことは、高校時代が君にとって一番楽しかった時代だったのかなって、そこからボーリング場でおきた乱闘事件に巻き込まれてしまった。その事に関してまだ落ち込んだりする事はある?」
アイバーソン:「ないよ。その事について落ち込んだりしても意味ないしね。オレがそのドキュメンタリーを見るとまた違うように見えるんだ。記憶がよみがえるからね。オレは当時若かったし、もしかしたら今この場所でこうして君に話をする事が出来なかったかもしれない。
当時、アレンアイバーソンという男の存在を誰も知らなかったからね。もし周りがそのままオレの事を知らなかったら、オレはここにいなかった。」

 

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ドラフト1位になる事を知ってた?

 

直接的な関与は無かった物の、失意のどん底に落とされていたアイバーソンを救ってくれたのは1人のニュースキャスターでした。別規格のインタビューではそのニュースキャスターに感謝の意を表しています。

インタビュアー:「もしトムブロコウ(元NBCのニュースキャスターで、乱闘事件に巻き込まれただけのアイバーソンが懲役15年を宣告されていたことに対してニュースで批判を展開し、世論を変え、アイバーソンの刑期を4ヶ月にしてくれた人物)がニュースで君を取り上げなかったらどうなっていたか考えた事はある?」

アイバーソン:「考えた事は有るかな。でもオレはいつもどうやったらチャンスを得られるかを考えていた。本当にNBAに入りたかったから、 、

オレは他の選手とは違って、「お前がNBAなんかいけるわけないだろ」って言われたり、笑われたりしてた所からスタートしたからさ。ドラフトを受けたときは、夢が叶ったんだよ。
みんな、ドラフト1位指名だとか、得点王だとか、オールスターの事とか、ジョーダンをクロスオーバーでかわした事とかを取り上げるけど、オレにとったらそれは出来る事だと思ってた。ただそれをやる機会が必要だったんだ。だからオレにとってのハイライトは、ドラフトで名前を呼んでもらえた事。
そのときは「ふーっ」って感じで、よし、これで夢が叶った。ここから自分に出来る事をやってこうって感じだったね。」
インタビュアー:「ホッとした瞬間だったって事?」
アイバーソン:「例えて言うと、妻にプロポーズをしたときに、彼女がYesって言う事はわかってるけど、確実ではないでしょ?それと同じで、あの場所に座ってたときはドラフト1位で指名される事はわかっていたけど、確信はしていなかったかな。それまでのオレの人生には障壁がたくさんあったし、「なんだ、またかよ」ってなる可能性もあったからさ。」

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ドレスコードについて
インタビュアー:「ほとんどの人は、NBAがドレスコードを取り入れたのは君の影響だと考えているけど、最近の若い選手はほとんど派手な格好をしてるよね?その事に関して、何で自分の格好はダメだったんだって思う事はある?」
アイバーソン:「ドレスコードが変わった理由はおれがああいう格好をしていたからではなくて、みんなが真似し始めたから何だ。でもみんなそういう格好をしたがってたのも事実だ。タトゥーを入れて、自分が好きな服を着て、アクセサリーをして、でもそれが人々にどんな影響を与えるか考えてなかったんだ。」
オレはただ育ったときに、周りがしていたような格好をしてただけで、自分が不自然な事をしてるっていう感覚はなかったんだ。だから、ドレスコードが導入されたときは、おれへの当てつけかって思ったけど、今は自分自身である事を大切にしようと思ってる。
NBAもそういう場所でしょ?みんなそれぞれに個性があって、みんな自分自身なんだ。だから次のマイケルジョーダンだとか、次のラリーバード、チャールズバークレーが現れることなんて無いんだよ。みんな自分自身なんだから。

 

自分自身であり続けたアイバーソン
インタビュアー:「これまで人生を歩んできてどう?人生は簡単だったって感じるか、フェイクだと感じるか。」

アイバーソン:「そうだとしたら今のオレは存在しないよ。オレを愛してくれる人もいなければ本物のファンもいない。そんな事を思っていたとしたら、彼らは存在しないよ。人々は、”本物”が好きなんだ。真実を言う人だったり、みんなが聞きたくなるような話をする人がね。

みんな、オレが違う方向でキャリアを積んでれば、もっと長くプレーできたとか、一種のアイコンになれたとかいうけど、オレが持っている物がオレのすべてだし、オレが積み上げてきた物がオレの産物だ。それは神様がオレに与えてくれた物なんだ。神様が見方でいてくれてラッキーだよ。あと、たくさんのファンもね。」

インタビュアー:「そうだね。それがみんなが君を大好きな理由なんだよ。僕が小4か小5の頃は、シカゴで育ったんだけど、95年、96年、97年あたりはジョーダンが席巻してた時代だった。

だから小学生が履いていたバッシュはみんなエアジョーダンだったんだけど、でも96年から、みんなが履いてるバッシュがリーボックのクエスチョンミッドに変わってきたんだ。それを見たときに、人々は君に対してエキサイティングになってたんだと思った。この男は違うってね。どこか自分自身を持った男というか。」

アイバーソン:「でも面白いのは、実際オレもジョーダンになりたいと思ってたんだ。ようは皆と一緒だったんだよね。でもある時に、「アレンアイバーソンになろう」って思ったんだよね。それに何の問題が有るんだ?って。自分自身である事に何の問題が有るんだってね。

ジョーダンは自分のやり方で人々の考え方を変えてきた。だからオレも自分のやり方でやっただけだよ。オレに共感を持てると思うけどな。。みんあオレをみたら「え?あいつNBAに入れたの?じゃあオレにも出来るじゃん!」って思えると思うんだ。
オバマを見てみなよ。今アメリカにいる子供達は「僕も大統領になれるんだ」って思えてるはずだ。オバマは生きた証だからね。」
インタビュアー:「ただ自分で有り続けろってことか。」
アイバーソン:「何の問題も無いでしょ?何がいけないの?」

 

引退会見のインタビューでも語っている通り、マイケルジョーダンがいなければ、今の彼のキャリアはないとしているアイバーソン。そんな彼も皆と同じように、アイドルに憧れる男だったんですね。1人のファンから1人の伝説になる過程で、自分自身に出来る事を一生懸命にやる事が、自分自身であり続ける所以だと、アイバーソンは教えてくれました。

 

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